2009年12月28日月曜日
バックのコツ その3-障害物編-
久しぶりにバックのコツ、その3です。
このお仕事やってると、いやでも慣れます。
なので、私が得た堪・コツのコツの部分を一般の方でも使えるように記しておきます。
今回は障害物編、障害物は大概が電柱です。
右に電柱があります。赤い部分。
ミラーは畳んでもあたる距離だとします。
タイヤが2個ある方が後輪とします。
この時、前に進むなら、左にハンドルを切って障害物を避けます。
しかしバックではハンドルが逆になるので(前輪部の外輪差)、混乱しがちです。おまけにスレスレなら尚更。
この場合、左にスペースがあるのでついつい左にハンドルを切りがちですが(左に車を寄せるため)、外輪差(バックでハンドルを切った時に前輪部が回転する部分)で運転席が電柱に激突します。
次の図でも分かるのですが、バック時にお尻を向けたい方とは逆に回転するのが前輪部なのです。慣れないとよくぶつけやすいポイントであると同時に、慣れていても見落とし・忘れて、障害物にぶつけやすいポイントでもあります。
ではどうするか?
簡単です。一旦、障害物の方へハンドルを切り軽くバックします。
意外でしょうが、理に適っています。
電柱が右にあるので、右にハンドルを切り、軽くバック。
後輪は、右へ回転します。
前輪部は左へ回転し、ミラーが電柱から離れます。
車が傾いたまま、真っ直ぐバック。
障害物を通過してから切り返してハンドルを真っ直ぐに戻します。
これが、慣れていないと間違えてぶつけやすいポイントです。
バック時は、お尻の向きの調整は右は右にハンドルを切る、左は左にハンドルを切ればいいのですが、キャビン部分(前輪のある運転席部分)はお尻とは反対方向に回転するので、ご注意を。
これを踏まえて、スレスレの狭路でのバックについて。
図を見ると、、スレスレなので左右にハンドルを切って、前でも後ろでも進むと、壁に激突します。
スレスレ時は、「真っ直ぐに」前か後ろにしか進めません。
例外として、「ちょっとハンドルを切って真っ直ぐに戻す」この作業を繰り返していると、少しずつ方向を変えることが出来ますが、狭路バックでは極力まっすぐバックした方が安全です。
では、次の場合はどうか?
右にバックしたいが、左に電柱があり、バック進入路も狭い。
ここで、まっすぐバックを使います。
右にバックしたいので右にハンドルを切ると、左頭が電柱に激突します。
バック進入路がせま~~いため、右も左もスレスレで混乱しますが、電柱を通過するまでは堪えてまっすぐバックです。
電柱通過後に、思い切りハンドルを右に切り、それでもダメなようなら切り返しをすればいいだけです。私は、このケースで左ドア部を電柱に擦っちゃいました・・・。
なので、どんなにスレスレの狭路でも(基本的に、狭路はバックも前進も避けるべき)、”冷静に” 車の動きの性質を理解した上で行う必要があります。
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