2009年12月20日日曜日

ブレーキ

今さら、何を当たり前のことを・・・ということを書いてみたいと思います。
ブレーキについて。

よく、排気ブレーキとエアブレーキが混同されることがあります。業界外の人からは特に分かりづらいでしょう。私も今の仕事を始める前までは、なんだかよく分かりませんでした。


まずは、エアブレーキ。
これは、4t車以上の車のフットブレーキのことです。乗用車や2t車のフットブレーキは油圧です。よく、トラックやバスがプシュプシュ、プシュゥ~~と音を出しているのがこれです。

このエア、エアを蓄える所があるようでエアメーターも車に付いています。もちろん、エアが無くなるとブレーキが効かなくなるかピーピー警告音が出るか。。。実際にエアがなくなったことがないので、詳しくはググってください。エアの補充はアイドリングで回復しますので、出庫前や停車時にアイドリングでエアが回復します。エアが無くなる時は、アイドリングができない状態でチョコチョコ前や後ろに動いた時だと聞いたことがあります。エンジンオフでもブレーキペダルやクラッチペダルを踏んだだけでプシュプシュとエアを消費してしまいます。

また、エアブレーキは効きが強力です。空荷の時にちょぉっっと踏んだだけでも十分制動力が効きます。元々大型車+積載時用のブレーキなので。4t乗りたてや大型取得時の教習所でガックンブレーキをよくやりました(笑)。


次は、排気ブレーキ。
これは補助ブレーキで、2tにも大型にも付いています。やり方は、スイッチ(レバー。ボタン式のはあるのかな?)を入れます。アクセルペダルとクラッチペダルを踏んでいる時以外に、ブォーーンとじわ~と減速します。

私の場合、排気ブレーキを使う時は、フル積載時常にオンにしていてフットブレーキと併用しています。フットだけだと制動力不足や油圧ブレーキだとブレーキに負担がかかりすぎてブレーキがキーキー鳴くからです。

積載が無い時も急な下り坂や長い下り坂、信号が突然赤になりつつあってすぐに停まる・減速する必要がある時に使用しています。

逆に、フル積載時であっても排気を使わない時は、上り坂、路面が悪い時など補助的な減速力がいらないときには使いません。

また、基本的に排気ブレーキ使用時はブレーキランプが点灯しないので、排気ブレーキだけでは後続車は気付かないことを忘れないようにしたいですね。バスなんかでは、排気使ってる時でもランプが点灯するのがあるようですが。

また、常識ですが、排気ブレーキはエンジンの燃焼サイクルの排気に手を加えて?(詳細はググってください(笑))、制動力を得ているので空荷の時も積載時もずっと付けていると、エンジンが壊れます。

DPDなんてのもありますが、今は取り上げません。


補助ブレーキは排気の他にリターダなんてのもトレーラーなどにはありますが、私が実際に使ったことがない・知識を集めるのが面倒なので・・・そういうのもあるってことで(笑)。


以上、排気ブレーキとエアブレーキのウンチクでした。
ベテランの皆さん、間違ってたら突っ込みお願いします。

4 件のコメント:

  1. 最近の4T車ってエアーブレーキになってるの?

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  2. はっきりとはしませんが、ウチにある4t低床は油圧だったと思います。トラもミキサーもローリーもダンプもプシュプシュ言っています。4t全てが・・・というのは断言できないですが・・・ほとんどエアじゃないかなぁ。

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  3. 最近のは分かりませんが、
    多分プシュと音がするのは排気ブレーキで
    たいていは負圧ポンプが付いていて
    ダイアフラムでパワーアシストするブレーキと思います。
    排気ブレーキはエキゾーストにバルブが付いていて、
    それが閉じたり開いたりする時、圧のかかった
    排気ガスがプシュと音がして排気されるので。
    でも最近の4トン車にエアーブレーキが付いている
    としたらすごい進化ですね。
    僕はもう浦島太郎です

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  4. いや、多分フットがエアなのだと思います。
    ウチの会社のボロボロの4t,サイドバンパーが
    腐って1本とれちゃうのでも普通にエアです。
    ほいで、排気特有の音、ジャキ、ブォ~ンという
    音とは別の音、バスや大型が信号停止・発進する時
    と同じ音がします。もっとも最近は(自分が注意
    して見るようになってから)、4tトラックでは、
    普通の4tの方が珍しく感じます。ほとんどロングや
    超ロング、超超ロングばかりが走ってます。

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