5月連休中頃、私は5/1〜5/3は仕事だった。食堂からの連絡は無いので、期待せずに地元民じゃないとダメだったのかなぁ。。と思っていた。
本業の予定も定まったのが5/2の夕方。その日の朝、食堂の社長(大将)から電話があった。4、5日に来てほしいとの事。取り敢えず4日は出ると返答。時間は私がいつも辿り着く時間よりも早めの11時で落ち着いた。大将はワラにもすがる様な、疲れ切った・困った声をしていた。
不謹慎だが、恩返しできるぞ〜と私は舞い上がっていた。しかし、この日の夕方まで本業の予定が変わるかもしれなかったので、ヒヤヒヤしていたが。最悪、4日に出れなくなれば5日に出ようと考えた。
私の予定が定まり5/4〜5/7まで休みとなった。良かった。。。食堂でのバイトの他に行きたい所もあったので、休みの予定を頭の中で組み立てた。
まず、5/4の11時出勤に間に合わせる為(いつもは午後に着く)早朝出発か、前夜に出発して途中のPAや道の駅で車中泊。本業終わりにいくらかお酒を飲みたいのと寝坊はできないので、前夜出発に決定。
休みが5/7まであるが、その日の午後はディーラーで車検の見積もりを予定。その日の午前中までには帰りたい。ということは、5/6の夕方か夜には帰路に着き、再度途中で車中泊か。
行ってみたい鳥取城跡は5/6の昼間で大丈夫そう。まあ、天気は雨模様だが。。カッパと長靴は車に積んでおいた。これなら5日も手助けできるか。。
本当は連休の最後に丸一日体を休めたかったが、いつもお世話になってる食堂の最繁忙期、出来る範囲で恩返ししようじゃないか。大将にも伝えたが、私のドライブコース上にあるので毎月1度か2度はメシ食いに寄ってる。その時に店員さんが疲労困憊で待たされるのはコチラも困る。常連客のファイトを見せたろうじゃないの(笑)
勤務時間は15時位までと聞いていた。5/3の朝大将に電話して、5日も働ける事を伝えた。相変わらず疲れた声だったが、了解を得た。
3日の夕方、本業を終えて帰る道すがら広島市内は道が空いていた。仕事で走った国道等は混んでいたのだが。
帰宅し、シャワーを浴び、旅支度をする。荷物のパッキングや洗濯や炊事は前々日から少しずつやっていた。ただ、今回は外泊日数が多いので荷物は多めだ。車が軽なので、車中泊はどう見てもお一人様仕様だった(笑)
バイトで使うだろうエプロンも前日に買っておいた。バイト先で用意してくれる余裕があるか不明だったから。聞いてるのは日付と時間のみ。身分証明として、免許証のコピーもとっておいた。
夜の8時に家を出た。夜の高速は意外と空いていた。本郷PAに寄りレストランが開いてるか確認したが、グーグルマップの営業時間通りに閉まっていた。会社帰りに買った助六寿司とツマミのサバ缶と豆を持って来て正解だった。
松江道もスイスイ進んだ。高野前後から遅い車に引っ張られたが。9時過ぎに高野を通過。雲南の道の駅で降りても良かったが、宍道湖SAまでの所要時間が知りたかったのでそこまで走る。
午後10時には到着し、駐車場に車を駐める。パーキングは車中泊の車で溢れかえり、休憩の車はチラホラ。コンビニがあるはずだが、夜は閉まっていた。
持ってきた食料で一杯やって寝る。これなら翌日のバイトに遅刻する事はないだろう。
翌朝5/4、隣の車のドアを閉める音で目が覚めた。5時。ウルサイなぁ。夜見た隣の車はもう出発したのか、別の車が来ていた。一つ前の雲南のPAで寝れば良かったか。。
目が覚めたので、水筒に入れてきた暖かいお茶を飲んだりトイレに行ったりした。早起きの人や休憩で寄った人がチラホラ歩いている。今回の5月連休は人の出が多い。
ホットコーヒーが飲みたかったが、コンビニは8、9時に開く様だ。自販機のは嫌だし。米子から下道に降りるまでコーヒーは我慢しよう。お茶はある。
ハミガキと洗顔をして7時過ぎにはSAを出た。朝とあって山陰道も空いていた。米子のインターを過ぎて淀江インターで降り、近くのコンビニでホットコーヒーを買う。この時7:40くらいか。
国道9号をボチボチ東へ走る。飽きることのないいつものドライブコース。臨時バイトには余裕で間に合いそう。距離があるので途中で事故渋滞とかあったら、遅刻してお店の人に迷惑をかけてしまう。夜に家を出発して正解だ。
8:30位には店の近くの道の駅に着いた。少し休憩する。
9時前に予定の11時よりも早く着いた事・今から行ける事を大将に伝えたが、11時の予定を10時過ぎに来てくれと言われた。こうして待ってる間に食堂の従業員と思われる人(通い続けているので、顔見れば大体わかる(笑))がボチボチ出勤してきてるのがわかった。
スマホをいじったり荷物を整理したりして10時が過ぎた。お店に行ってみる。裏口に行き挨拶をして、ユニフォームのTシャツを渡された。エプロンは持参のを使っていいみたい。開店前の玄関にはお客が行列を作っていた。こないだまで俺は並ぶ側だったんだよなぁ。。
一通り挨拶をして大将とも軽く顔を合わせて、馴染みの店員さんからホール(客席)の説明を受ける。よく来てるからわかってるつもりだったが、店員さん側の詳しい席番は初めて知った。この時たまに見るブロッコリーバイトでも忙しいオバちゃんも食堂のバイトに来ていた。激戦区の空気は十分伝わっていた。。
5月連休の限定メニューだが、ポッと出の私にはメニューが全部は分からない。お店の裏方の事情も全然分からない。注意点をいくらか受けたが何となく。。テーブルを拭いたりしてたら、店が開いた。まあ、いいさ。恩返しだ。出来ることをやるのみ。体力的には10t貨物の手積みには慣れているのだから。
客が来はじめて早い段階で、大将(社長)が慣れない私が注文を取るのにストップをかけた。実際なれていないので、xx丼だかxx定食だかハッキリ書かずに伝票に書いてしまってお客さんに確認に行った事もあった。
確かに、慣れずにやって後からお客さんからクレームが来てもそれに対応するのに時間がかかる。しかもこの最繁忙期の激戦区の時期に。とりあえず、テーブルへのお盆運びと食べ終わった席のお盆を片付ける仕事、入ってきたお客さんのテーブルに人数分のオシボリと伝票を運ぶ、それとセルフの水ボトル補充等の雑用をやっていた。
開店まもなく、まあ最近はいつもの事だが窓から見える外で待つお客さんの列。。途切れる事はなかったのと精神衛生上よくないので、そこは見ないようにして眼の前の仕事に集中した。私に出来る事は限られていたが、中々に忙しかった。お椀にごはんをよそったり汁物をよそったりも出来たのだが、割り当てられなかったのでやらなかった。後で何か言われてもイヤだし。洗浄後のお盆を拭き上げる仕事は頼まれたりもした。それと、たまに重いものを持つ仕事。本業で慣れてるからコレは全然OKだった。
お客さんが食べ終わった皿を片付ける段取りにもコツがいる。洗い場担当者・洗い場の置き場スペース・効率よく片付けるやり方等々・・。ベテランさんでないとすぐには分からんノウハウ。お店の人にも注意を受けながらも時間がドンドン過ぎていった。
調理場の人は黙々と動くし、大将も魚を捌いたり厨房で何か注意したりしてた。こちらも訳がワカメの状態で周りに聞きながら何とか動いていた。ホンマに臨時バイト。。お客も色んな人が来る。ベテランの店員さんは雑談しながらも上手く捌いていった。いや~、ベテラン(笑)ブロッコリーおばちゃんもいつも入っている訳ではないので、私も分からないのよ~と言いつつよく動く。
やってみてすぐ分かったのは、海鮮丼系のお盆は皿が少なく軽いので両手で2膳いける事と片付ける時も楽な事。これが定食系になるとお皿が多いのと重さとバランスで、私はほとんど1膳ずつ持って行き片付ける時も時間がかかった。私がいつも食べるのは定食系(笑)。ベテランさんはこれをいつも2膳ずつ持っていく。そりゃあ、腕が痛くなって痛めてしまうよ。。
客から何か呼ばれた時は、注文なら他の店員を呼び、取皿持ってきて程度なら持って行った。お客さんが食べ終わった席を片付けたら、席が空いたと伝えてすぐに並んで待ってるお客を入れるのだが、気がつくと他の店員さんが伝えてくれていた。まあ、イキナリ番長でやる仕事なんてこんなもんか(笑)。
とにかく、よくわからないまま動き続けてドンドン時間が過ぎていき、15時前位から客が引いてきた。。アレ?と思ったら、15時で一旦店を閉めると聞いた。この店は10:30に開店したら21:00(ラストオーダー20:30)位まで店を閉めないから。去年のこの時期に夕方来て、名前を書いて外で待ってたら食材切れで終了となったりもした(笑)。
従業員さんの体が保たないとのことで、今年は15:00-17:00は準備中にするとの事。そりゃ~、保たんでしょ(笑)コチラとしてはその営業時間や立地等が助かってはいたが。。
15:30前にはあがっていいよ~と声を掛けられ、その頃には食欲もなくボチボチ動いていた。。。
店で店員さんにどこで寝るか聞かれて、宿が取れずにxxと答えると、「豪華〜」みたいに言われたので、イヤイヤ、道の駅で車中泊ですよと答えたりもした(笑)
バイトをあがり、温泉に向う。R9東向きは大栄から渋滞しててストップアンドゴーが続いた。。。通常ならあり得ない。それだけ車が来てるのだろう。
羽合で風呂に入ったが、温泉の駐車場もごった返していて要領のわからない車は戸惑っていた。温泉の受付で少し待ってもらうと言われたが、2,3分もせずに入ることができた。
汗を流し湯船に浸かってリラックス。呑み友にはいつもよりは遅れるとは伝えておいた。スーパーに寄り、晩飯の惣菜やツマミ、割引の海鮮丼等を買い込む。
道の駅に行き、一杯やりながらメシを食う。メシ後、ゲストハウスのカフェ・バーが閑散としてる事を確認後、車中泊であろう車に乗ってる人に声をかけてバーに誘ってみた。
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海鮮丼にオクラひじきをぶっかけた |
一人のオジサンが来ることになった。Yさんとしておこう。この道の駅もこの連休には多くの車中泊の車がいた。
道の駅の周りは田んぼしかないが、バーまで歩いて15分もかからない。最初Yさんは「こんな所にバーがあるんですか?」と驚いていた。関東ナンバーだが、仕事の関係で高知から来ているそうだ。
バーに着き、今日は呑み友オジサンは一人だった。3人で席を囲んで飲んだ。メシは食ったのでツマミは頼まなかった。
Yさんも車中泊の経験が長いようで、転勤が多い仕事でアチコチ行った先で観光地巡りをしているそうだ。呑み友オジサンのIさんと話が弾んだ。
バーが閉まる22時までボチボチ飲んだ。ジンのソーダ割2杯で1200円。Yさんも同じような値段。安く済んだ。
2人で道の駅まで戻り、解散。明日もバイトだ。暖かいせいもありこの時期の車中泊は快適だった。直前で買った折り畳みのマットも、背中が痛くならずに快適に横になれた。軽だから狭いのだが。