2010年8月29日日曜日

高速千円を考える

お盆に帰省したり、友達とツーリングに行ったり、高速を使った。
が、ETCを使えるタイミングではなかったので、バカ高い通常料金を払った。

が、高速が詰まって渋滞xxkmやん。

世間的には、民主党から出された「高速道路無料化案」は反対・不評だ。

だが、これもマスコミによって操作された単純な2択問題になってしまった。


ドライバーの仕事をしていて、高速の渋滞、下道の渋滞はイヤというほど味わわされている。しかも、東京で。

だが、高速無料化の背景には、都市と地方の格差問題や企業の輸送費問題もある。後者は、高速料金を考えれば工場の海外移転をした方が安いというもの。前者は、言わずもがな現在血の海の地方と、田中角栄が既に言っていた人口過密の失敗都市・東京だ。

USでは高速の出入り口がたくさんあり、当然土地が有り余っている。人口密度・交通密度も低い。日本とは事情が違う。

が、

日本でも高速は初めは有料、後に無料になるはずだった。無料にならないで膨大な借金を残した自民党の責任は? 放置プレイ?

そして、角栄の時代から指摘されてきた一極集中問題が未だ放置されている。劣悪な住宅環境、劣悪な通勤環境、割高な家賃、狭い道路、慢性的な渋滞など、これと対極に都市に人口を供給する地方の過疎化がある。

地方都市に人口を供給するド田舎は、しゃあない。
が、地方都市の発展なしに、ギュウギュウ詰めで非効率の域を超えている大都市に、地方都市から人口が移動することは、ナンセンス!! だ。

原因は、以前に官僚が政官業を一点に集め(東京)、経済運営をするのに都合が良かった?(これはタダの支配かもしれない)から。

が、時代が変わってそれが非効率となり、都市問題=地方の過疎化問題が出てきてからも 変わっていない。


で、高速道路の無料化。いや、千円か。
なぜ、上手くいっていないか?

そりゃ、理念、信念がないから。
選挙のための人気取りに過ぎないから。
貨物は除外というのも、お笑いぐさだ。デカイのが下をトロトロ走っていたら、アブネーつーの。

都市の過密・地方の過疎問題抜きに、他国の本格的な社会インフラの背景を鑑みずに、短絡的に高速問題は失敗とか言うのは、余りにも思考停止だ。


以上のように、高速の問題は渋滞問題以前に、国家の人口分布問題と都市・地方問題が大前提として、ある。

この大前提抜きに、「人口過密の日本で・・・高速は・・・」と仰る人は、教育とマスコミを牛耳る官僚に上手くしてやられた情報弱者。USでも帰省時にはある程度の高速渋滞はあります、特に東部。

この問題は、大前提に日本国の人口分布と都市・地方問題を腹をくくって考える姿勢がないと、考えられない問題ですわ。


などと・・・・帰省渋滞にはまり、オマケに雨に降られてバイクに乗りながら考えちゃったりしてました・・・。政治・経済の話題でゴメンナサイね。でもね、首都高の設計って、世界最悪でギネスにも載ってるとか?

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