2012年4月22日日曜日

初の長距離 vol.2


滋賀県から京都だったか大阪までだったか、長い急な下り、2車線しかない所を大型が飛ばしてて怖い怖い。こちらも雑誌をしょってるので下りではかなーーりスリリング。3車線だったら多少余裕があるのになぁ。


吹田Jctで中国道へ、西宮名塩のエネオスウサミで念のための給油。KY先輩がここで寝るとか行ってたが見つからず。大型用の通路を通ってきたので給油待ちの時に、KYな所で給油待ち。こういう時はトラも乗用車サイドを通ってくるのか。

給油後、神戸Jctで山陽道入り。この時が大体5時位だったかな。

ひたすら走り、兵庫の左端か岡山の入り口あたりのSAで、どこかで見覚えのあるトラがいるのが走り去りながらかすかに見えた。まさか、KY先輩じゃないだろうな。大分前に連絡途絶えて、もっと手前で休んでるはずだし。


この頃、6時くらい。みんな岡山で一旦ダウンすると聞いていたのと、6時はさすがに・・・と思って2,3回KY先輩にコール。出ない。寝てやがる(笑)


少しすると、先輩から電話。あそこで寝てたのは、やっぱり彼(笑) 岐阜でフロは行って眠くなったからグウグウ3時間位ねちゃったとのこと。こりゃ、延着だなと・・・開き直るKYっぷり(笑)

オイオイ・・・散々偉そうな事を言っててこれかよ(笑)さすが、自称KY番長(笑)


KY先輩を追い越したまま、岡山の山の中をひた走り。広島の山陽道も似たような風景。KY先輩のがスピードが出るはずだが、キロポストを確認しながら走っても、大体20kmの差は全然埋まらなかった。山口まで、俺の方は時間的に全然余裕だと聞いたので、スピードダウンしてKY先輩が追いつくのを待ちながら走る。

この辺の風景は、長野県ほど険しい山はないが延々と続く山と急なアップダウンもひたすら続き俺の遅いトラでは急な上りが40km(笑)に落ちる事も!! 下りだと3桁出ちゃうけど(笑) 下りも下りで、10km位続く急な下り坂があり、大型の重量ではかなーーり怖い感覚を味わえる。


そして、甲州街道や中央道の笹子トンネルも真っ青な程、ながーーーーーいトンネルが無数にある!! 何なのこの道は? こんな道は走った事がない。奇妙な感覚。ここ日本?

そういや、旅行会社の友人が山口の秘境っぷりを絶賛してたのを思い出す。高速ですらコレなら、下に降りたら。。。また、平行して走る中国道はトラックは普通は走らないとのこと。アップダウンがきつすぎるのと、路面が良くないらしい。乗用車もあんまり走っていない、秘境高速らしい。冒険心がくすぐられるが、トラックでは恐ろしくて通れないなぁ。


そんな山の中を延々と走る。覆面がいたり、KY乗用車がいたり、車速厳守のトラがいたり、かっとびトラがいたり、バイクがいたり。俺は長距離大好き、冒険好きな性格で、アメリカも西→東→西と走った経験から、個人的にファッションで車・バイクに乗ってる人はなんだかなー と思う。

アメリカンバイクで長距離走るなら分かる、あの赤い砂漠を。それか、高齢の人で高速クルーズをのんびり走るなら分かる。でも、かっこだけつけたがスポーツ性能のない単車であたふたしてるのを見ると、アタリマエじゃんと鼻で笑ってしまう。それはトラから見ててもそう。直線番長でなければ、カブでも彼らを抜き去る自信がある。普段、長野の峠でならしてますからね。


で、KY先輩が追いついた。来た来た・・・と思っていたら、そのまま抜いて行きやがった(笑) あっちの車のがスピードが出るから、みるみる間に見えなくなった。 おーーーい(笑)

俺の方が距離あるからよ、福岡だよ、福岡。いやー君の車は遅いねー

と言われ見えなくなった。確かに、向こうは時間の余裕がないんだけどさ。さっすが、KY番長。最終的にはKY先輩とは10km弱の差が付いた格好になった。
先輩は一旦山口県で給油のために高速を降り、それから再度高速に乗り福岡へ向かった。会社により、車により燃料タンクの大きさが違うからだ。



納品先近くの山口南IC手前のPAで止まり、歯を磨き、顔を洗い、コーヒーを買い、ICで降り、別の先輩の実況携帯ナビで無事納品先に到着。山口って、初めて来たけどのんびりしてていい所だな~~。このまま2,3日ゆっくりしたい(笑)

納品完了後近くの道の駅に止まり、昼飯。ようやくまともな食事ができる。友達へのお土産も買い込み(遊びじゃないって、(笑))、帰り荷もなし急いで戻れの指示もないので、まったりしてた。さて、どこかでぐっすり寝ようか。



道の駅から






帰り道のですが、KY先輩とランデブー










2012年4月21日土曜日

初の長距離 vol.1


4月初旬の大雨暴風雨で長距離の仕事がでた。初の長距離仕事。東京~山口・宇部市まで。

嬉しいことだが、昼の仕事が終わって夜の21時出発、翌日14時前が締め切り。寝るなってことですか?寝ても3,4時間か。。。でも、この仕事の長距離はいつもこんな感じらしいんで。。。昼はいつものごとくバラ(手積み手卸し)で大変だったんですが。。。


同じターミナル・元請けで働く他の車も前日から何台も出てて、その日も俺より先に何台か出ていた。他の会社だけどとても仲の良い俺の大先輩も、先に南へ走っていった。他の人は山口の先の福岡や北九州などらしい。俺の入っている会社の元請けの長距離は、九州や山口・広島などがメインとのこと。

あっち方面はバイクでも行った事がないので楽しみっちゃ楽しみなのだが。

燃料を入れ、軽く準備をし、たまたま持って来ていた着替えに安心し、21時にターミナルを出る。なんとなく、長距離で車が出払ってますよ的な閑散とした空気をターミナルで感じたが、気のせいだったのかも。

R246のコンビニで、タバコ、コーヒー、ノンアルコール(笑)、おにぎり、サンドウィッチング、ガムを買い込んで、用賀の東名・東京ICに乗り込む。


昼間、バラで疲れたんですけどーー 夜勤の訳の分からないピーマン2カ所卸しの荷物でかなりテンパってヘトヘトなんですけどーー。これで禄に寝ないで山口まで保つか、未体験ゾーンですけどーー

とかブツブツ言いながら夜の東名を走る。ダンプでも昼夜やってたけど、あれは寝る時間も結構あったし、手積み手卸しみたいに肉体労働ではなかったから出来たんだよなぁ。。。


仕事用に用意したソフバン携帯で先に走っているKY先輩とくっちゃべりながら走る、走る。でも、よく考えたらソフバン同士の無料通話って21時~1時は有料だったのだ。。。後の請求金額が怖い。。。

俺と同じ山口行きの他の先輩も先を走っていて、たまに電話をくれて親切に道順やジャンクション名等を教えてくれた。携帯は常にシガーソケットに充電器をさしっぱなしで、KY先輩とくっちゃべりながら走る。

牧ノ原の坂道で、パワーのない俺の乗る10tがパワーダウンしたり、以前誰々が力尽きて寝過ごした○×SAを通過したり、現在地の確認で○×IC近くやマイルポストじゃなかった、キロポスト XX地点通過とかとか。

KY先輩はフロに入るために岐阜周りで名神高速方面へ。俺はスタンダードに伊勢湾岸から新名神へまわる。腹が減った時は腹一杯食べると眠くなるので、
空腹になったときのみオニギリを一個食べて腹をごまかし、タバコ、ガム、コーヒーで眠気をごまかした。

途中、トイレに行きたくなりPAやSAに寄ったが、夜中はトラックを止める所がないんですけどーーー!! 下手な所に止めて出れなくなったり狭い所を入ってぶつけたりもイヤだったので素通り。PA出入り口の側道にもガンガントラック止まってて、気づいた時には止められそうな所は素通り。

つーーことで、高速バスのバス停に車を止めて、立ちション。その後のバス停脱出、急加速で本線進入も危ないので気合いを入れた。乗用車やバイクとは全く違った深夜の高速の風景。こりゃーー 大変だ。


深夜2時頃、先輩からの電話も途切れ新名神の坂道を上ったり降りたり。3時頃、休憩ナッシングだったため視界がグニャグニャになってきてもうダメ。滋賀県大津SAに避難。止める場所があったので下手くそ10tバックで止めた。

一応、目覚ましを2,30分後にセットし、意識が飛ばない程度に目をつぶる。15~20分後に目を覚まし、フラフラしながら離れたトイレへ。コーヒーを2本調達。暖かいのと冷たいの。長距離のトラはみんなフロントカーテンもビシッと閉めて休んでいたが、俺のはそんなんありません。ぐっすり眠る余裕もありません(笑)

トイレから戻り、寝ぼけ眼で再び走り出そうとする頃にはさっきまでたくさんいたトラも大分いなくなっていた。それでも出入りするトラが何台も。4,50分は大津SAにいただろうか、4時前にはSAを出た。





山口・宇部 道の駅から

山陽道

ながーーーーい 無数のトンネル

山口・宇部 道の駅から


山陽道